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最近世の中が怖くていっそのこと引きこもりになりたい天利です(長い
我が家のウサギ様様は夏バテを起こし始めております。どうした…兎様's!
それでもお前等(旧暦でだけど)武将と同じ誕生日か!!(関係ない
小ネタを思いついてしまった。
BSR。リクが豊臣軍に誘拐されたみたいです(逃げるだろうけどね(何それ
「君は本当に面白いよ、リク君」
「…そりゃあどうも」
檻の中青年に話し掛ける半兵衛。
この青年、先程ふらふらしていたところ半兵衛や豊臣軍の人々が捕まえた青年だ。
戦国で「渡り人」と名を馳せている謎の人間だ。何やら不思議な力を持っていたり変な格好をしている。
それに興味を持った半兵衛は前々から狙っていた。
そして今日やっと、捕まえたのだ。噂によると光よりも早くその場から逃げてしまうらしい。
だからこっそりと捕らえた。
青年に名を尋ねると青年は躊躇うことなく名乗った。「蛟リク」と。
捕まったと言うのに彼はのびのびとしており檻の中で寝転がっている。
「君、捕まった自覚とかあるのかい?」
「ある」
と言う割にはのんびりとしている。よくわからない男だ。
格好も不思議だし。
「もしかしてこんなとこ容易に抜け出せるとかそんなこと思っているの?」
「さあな」
真顔で半兵衛にそう答えるリク。
(暗がりでよく見えないが)
…よくわかんないな。何度もそう思う。
その後、暫く沈黙が続いた。
するとリクがその沈黙を破った。
「病…」
「…?」
「病、患ったんだな。過去に」
「ど、どうしてそれを…?」
暗がりでこれまた表情がわからないが右の紫の瞳が薄っすらと輝いているのが見えた。
これが、不思議な力…?
「さあ、なんでだろうな」
「…ますます興味を持ったよ。リク君、君に。」
「男に興味もたれても嬉しくないな。」
二人同時に「フッ」と笑ってしまう。
その時だった。
室内、しかも窓とかもなく地下なのに風がひゅーっと吹く。
思わず半兵衛は風の吹いた方向へと顔を向ける。
その一瞬の隙だった。
部屋からリクの気配が消える。
檻を覗くと、そこに先程までいた筈のリクの姿がなかった。
つまりは逃げられてしまった。
でもいいよ。今回は。君はいずれ――この軍の物となるから。
力とかそんなの関係ない。君を気に入っただけだ。
それまでに、精々戦国を渡ってればいいさ。
半兵衛はフッとまた小さく笑った。
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BLじゃないので悪しからず;;
ふっつーに友情だといい。
というか、只単にリクと半兵衛の会話書きたかっただけだ。うん。